第2回理学療法管理部門研究会 趣意書

 

                                      研究大会長  

                                                                             村永信吾(医療法人鉄蕉会 亀田総合病院)

各位

 

謹啓、時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

日頃より、日本理学療法士協会 理学療法管理部門の活動に対し格段のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 管理と一言で言っても病院、施設、訪問事業所など組織の規模や形態により、管理者の課題や役割もそれぞれ異なることと思います。そのため多くの現場の理学療法管理者は、課題解決に向け悩みながら試行錯誤しているのではないでしょうか? そのような管理者に向け我々は、「質の高い理学療法を提供し、組織ミッションの達成に貢献するために、組織、人材の活性化や効率化を図り続けること」を部門使命に挙げさせていただき、現場管理者に有用な情報の収集やその情報提供の場を企画する活動を進めています。

2018年、第1回理学療法管理部門研究会(場所:兵庫医療大学)が日本理学療法教育学会と共催で行われました。第2回理学療法管理部門研究会(20191123-24日 名古屋学院大学 名古屋キャンパスしろとり)も昨年と同様教育学会と共催で「理学療法教育・管理における情報ネットワークの構築」をテーマに開催させていただきます。管理部門のサブテーマは、「組織力向上のためのナレッジマネジメント」です。ナレッジマネジメントとは、日本語訳で「知識経営」と訳され、スタッフの経験知や個人知の組織知への変換や、組織知から個人知への変換を通して、組織力を向上させるための取り組みです。その知的情報の変換の仕組み(例:教育システム)づくりにおいて部門内外における質の高い情報ネットワークの構築は不可欠です。

本研究会を通して管理者の方々のネットワークを推進し、日々の管理課題の解決に少しでも貢献できれば幸いです。多くの皆様のご来場を心よりお待ち申し上ております。

謹白